フィニッシャーは必要なのか
武将の数も種類も増えた。
役割もできることも増えた。大いに増えた。
でも変わらないものがある。
戦場に出せる数である。
自軍5人+援軍1人、計6人が最大数。
これは変わらない。きっとこれからも変わらない。
できることが増えれば、使われない武将も増える。
ことに単体攻撃武将は使う場面が減ってきている。
これは相対的な問題であり、個々の役割が毀損されたわけではない。当然インフレの影響は受けている。
戦力は一点集中の流れがある。
氏康政宗をはじめ汎用性の高い範囲武将を大開眼させておけばステージ攻略は容易になる。単体火力にスキルマスを割くよりも、支援武将を使って範囲武将をバフする方が価値が高いことがままある。
以前は役割を終えた全体攻撃を撤退させて予備戦力の単体を呼んだりした記憶もあるが、今やバトル中に役割を終える事自体ほとんどない。それほど多様な働きを見せる武将が出てきたのである。
新しいアタッカーを引くたびに育成を迷うのは、その武将が弱いからではなく強くても使う場面は作ってあげないと少ないのが現状だからだ。
惟任に思う
今や全体攻撃のバリエーションは豊富である。
一家に一台、いや物理術各一台の時代である。
光秀、コスト28。信長に次ぐ高コスト。
それだけ無属性追撃の価値が高いと言える。
同様に無属性追撃を持つ全体攻撃の甲斐姫は生命力サーチなので使い勝手の良さが際立つが、光秀の場合、追撃分の倍率が高い。
伊達政宗も似たように「全体攻撃」でありながら、少数敵時にスキルが輝くタイプの武将は編成の自由度を拡げてくれるのである。
もちろん隙もある。弱点もある。
だが、1人のパーフェクトヒューマンに依存するよりも、他武将と相互に補い合うのが201xの面白いところ。そこに現代兵器が絡むのでゲーム性の豊かさに一役買っている。
さて、光秀の特性はどんな構成が良いだろうか。
使っていて感じているのは、とにかく火力を上げられるだけ上げて正解だということ。チャンスはこの時しかないとばかりに本能寺に全力突撃。ボス戦を前提にするもあり、兵器を速く撃てるようにするもありだが、まずは敵数が多い場面で輝くような獅子奮迅系を入れたいところだ。私は特性に天上の音域を入れずに、開眼に多情多感を入れた。環境変化に適応できるように特性と開眼とで棲み分けした。
追撃が無くとも全焼できるくらいにこれでもかと火力アップの特性を注ぎ込めば、迷いも後悔も無くなります。
夢さんありがとう
信長の野望201xというゲームが始まったのが2015年。このゲームはTwitterを意識して作られており、実際にTwitter界隈での盛り上がりは201xのサービス継続にも影響を与えていると思います。
とりわけ、夢之丞さんの存在は201xエージェントにとって大きな存在であります。
運営である、ということを差し引いても。
日々育成やバトルについて語られるTLにおいて、あらゆる呟きがヒントやきっかけになり得るとも言えますが、それをエンターテイメントに昇華すること、課題を明確にして解決策を提案することは簡単ではありません。
夢さんは常に多くのフォロワーを気遣われて、また、和と輪を拡げられて、201xの可能性を追求されています。
唯一無二のエンターテイナーであり、ゲームを始めたばかりの方から初期からやっている方まで魅了しています。
運営である、ということは置いておいて、彼がTwitterを休止された事実は201xにとって大きな出来事であります。
今改めて、これまでの夢さんの功績に感謝し、敬意を表したいと思います。
まずはTwitter活動お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。
運営ではない、最高のエージェントへ。
同席したのは何故馬場だったのか
長篠異聞の話。
信長家康勝頼の三者会談。
馬場信春は一言だけ話す。
なぜ同席したのは馬場だったのか。
内藤でも山県でもなく、なぜ馬場だったのか。
信長も勝頼も、馬場信春の最期を知っている。
不死身の最期を知っている。
此度は勝頼が馬場を生かそうとし、馬場もまた思いに応える。
信長は別の世で見た(知った)馬場美濃の思いを知っている。この男が勝頼を認めるならそれを信ずる。
勝頼が馬場を同席させたのは打算ではない。
一番生かさなければならない人材だから選んだのだ。もし馬場に認められなければ、それを受け入れる覚悟もあったのだろう。
家臣は当主に従い、命を賭す。
当主にすれば一度失った家臣を二度死なすわけにはいかない。
勝頼は戦に勝ちにやって来たわけではなかったのだと、改めて思った。
長篠異聞 ifのその先に
本当は信長の首を取りに来たはずである。
そうは言わない。
戦は終わり同盟を結んだ。
後を勝頼に託すために。
もう1人の勝頼が居た間の記憶は全てあるようである。おそらくは、違う世界の勝頼が経験した武田家の終焉も覚えているのだろう。
新しい武田を作っていく201xの勝頼。
心残りは兄義信が語った天下取りの夢。
義信は父の姿を借りて否定する。
否定しなければ、勝頼は再度天下を目指そうとしただろう。
かの世界では届かなかった信長の頂き。
今はもう顔を知っている。
長篠所感
2019年1月29日から始まったアップデート長篠。
待ちに待った長篠の戦いをテーマにした長篠異聞。
前編後編に分かれて展開される長期イベントとなりました。
合戦をテーマにした異聞がこれまで幾つも披露されてきました。201x世界において、幽魔を媒介として登場させることによりifが提起されます。
戦国屈指の戦い、長篠ではどうそれが表現されるのか。結果は事前の予想とは全く違うものでした。
ここからはシナリオに触れる話になりますので未だ周回を終えられていない方は改めてご覧ください。今日は全体の感想だけ書きたいと思います。
この物語の主人公は勝頼であり義信でもありますが、絞るならそれは武田家。
武田が武田を賭けて武田と戦った。
それが長篠異聞です。
後編冒頭、別の世界の勝頼が現れて割れる武田を戦に導きます。事を起こしたのは義信。勝頼と思いは違えども戦しかないと出陣し、別世界の勝頼と出会います。
長篠の戦いに敗れ、坂を転がり落ちた本人である勝頼は再びこの戦いに賭けます。勝つことにより武田は大きくなり、また勝つことが武田の使命。戦で勝つこと以外に打開する方法は無く、家臣をまとめる唯一の方法だと勝頼は考えています。
義信は違いました。私の解釈ですが、義信は自らが犠牲になることで武田を一つにしようとしていました。例え割れようとも、武田を一つにしようとします。
思惑は違いますが、勝頼と義信は戦を選びました。
勝頼には誤算がありました。
まつりや主人公、秀吉ねねの存在。化け物を利用した作戦は予定通りに進みませんでした。ですが、その事に対して勝頼は執着を見せず無理な突破を計りません。ひとつには織田徳川を一時的に押せても続かない事を知っており(感じ取り)、もうひとつには義信に命運を託したかったのかもしれません。
ここで義信は戦死します(しませんが)。
これにより勝頼は戦を諦め織田徳川との講和を決めます。信長家康と勝頼信春の対峙は迫力がありました。事の顛末を知る信長と勝頼、家康は落とし所と言ったが信長は勝頼の真意だけに興味があり、また勝頼は武田の存続のためにカードを切ります。
常勝が義務づけられ、常勝にのみ支えられた武田家は勝頼の撤退策により存続することになりました。
武田とは何か。
それを義信と勝頼の2人が考え悩み決断した戦いでした。義信は定めを受け入れ、勝頼は運命に抗い、そして最後には武田を守り抜きます。
今勝つしかない。再チャレンジしようとした勝頼の本音だと思います。だが、やはり勝てないと悟った勝頼は自責の念の中で決断します。
新しい武田を作っていく諏訪勝頼に、武田を滅ぼした勝頼がバトンを渡しました。
さらば、という言葉が2回出てきます。
信長が武田勝頼に言います。
そして、義信が勝頼に言います。
役目を終えた武田勝頼に信長が別れを告げ、
役目を終えた義信が勝頼に後を託すのです。